これぞ自己肯定力。「できたことリスト」のすすめ
「やる!」と決めたのにできなかったこと、
職場の人に言われた何気ないひとこと、
ちょっとしたミスなどを思い出して、落ち込む帰り道。
良いことだってあったばすなのに、
「今日もダメだったなぁ…」とひとり反省会。
今日の自分に「ダメスタンプ」をポンッと押す。一度押すと、簡単には消えません。
心当たりがありませんか?
今日は「ダメスタンプ」を押す前に、「できたことリスト」を書いてみましょう。
「できたことリスト」のすすめ
周りの目を気にしがちな人や自分に厳しい人は、日々「できなかったことリスト」に項目を増やし続け、自分に「ダメスタンプ」を押します。仕事について、暮らしについて、人間関係について。
1つの項目から派生して、どんどん思い浮かんできます。自分でも気付かないうちに「できなかったことリスト」の作成が得意になっているんです。
毎日がんばっているのに、生きづらさを感じませんか?
そろそろ自分を追いつめるのはやめにして「できたことリスト」を書きましょう。
「できたことリスト」を書くと、自己肯定感が高くなります。特別なことでなくて良いんです。今日したこと、できたこと、満足感のあった出来事を淡々とリストアップするだけです。手帳、ノート、スマホのメモ帳、Evernoteなどのアプリetc、媒体はすきなもので構いません。わたしは手帳に書いています。
たとえば、こんな感じ。
できたことリスト
- 数日間止めていたメールの返信をした
- 仕事に集中した
- 仕事に向かう気持ちを入れなおした
- 友人にプレゼントを送った
- 夕食を作った
- 来週の目標を立てた
中長期的な1つの目標があれば、それに関する「できたことリスト」を日々書くもの、効果があります。
「うれぱみんリスト」もおすすめ
「できたことリスト」書いていると、今日の出来事のなかで嬉しかったこと・感動したことなども浮かんできます。こちらのリストも、自己肯定感アップにおすすめです。
「う、うれぱみん…???」と思ったあなたに、説明しますね。
「うれぱみん」は、川上未映子さん著『ヘヴン』で主人公の言う「うれしいときに出るドーパミン」から拝借しました。「うれぱみん」って、一度聞くと忘れられない単語ですよね。余談ですけど、「爪ピカッシュ」並みに個人的にヒットしてます。
「ハッピーリスト」「ツいてるリスト」「グッドシングスリスト」でも何でも、好きなネーミングでOKです。もっとピタッとハマる単語がひらめき次第、変更しますね。
話が少し逸れましたが、たとえば今日のわたしだと
「うれぱみんリスト」
- 行きも帰りもタイミングよく電車が来た
- カフェで集中できる場所に座れた
- 甘酒ソフトキャンディが販売されている店舗を見つけた (!)
- 百貨店の店員さんが快活だった
- 折りたたみ傘を持って行って正解だった
- 帰り道の家から夕食のおいしい香りがした
- 今日も健康で生きられた(←リストアップしていると、着地はこれになりがち)
こんな感じです。
「今日もまぁまぁできることはやったな」、
「少しムダが多かったから、明日は集中する時間を増やそう」など、冷静な視点で今日を振り返ることができます。
書くことで1日を肯定する
仕事帰りに書けば、
「帰ってきてからでもできることがあるなぁ」とエネルギーが湧いてきたり、
「今日は仕事をがんばったから満足だ」と確認できて、夜ぐっすり眠れる。
夜眠る前に書けば、
「そんなに悪い1日じゃなかったな~。でも、明日はもう少しがんばってみよう」とモチベーションが上がったり、
「今日はよくやったから、明日は少し減速しよう」と自分をコントロールできる。
「できたことリスト」も「うれぱみんリスト」も、自己肯定感を高めて今日を冷静に把握する方法です。無謀な目標を立てたり、過剰に落ち込んだり、あれこれ反省する時間が省けます。そして、今日を肯定した先にある、前向きな明日につながるんです。
自己肯定力を身につける簡単な方法。試してみるなら、今日から!