会話のネタにならなくても
「物語はどこにでもある」と、最近よく思う。
数ヶ月前、職場と家の往復しかしていないことに気付き、ツイッターで「職場 家 往復」と検索したらたくさん出てきた。
職場と家を往復するだけの毎日
— 三日月 (@mkzk575) 2016年11月28日
毎日家と職場の往復のみでぐったり。
— yu*Ki (@yellow24storm) 2016年11月28日
朝になったら電車の運行状況気にして…
一駅しかのらないけどさー。
電車通勤大変だ…
家と職場の往復しかしてなくね?
— 雪道@こみトレ4号館エ29a (@floatingup1) 2016年12月10日
最近やばいなって思うのは、まじで家と職場の往復してる時
— ajaj (@ajaj_shien) 2016年12月7日
職場と家の往復生活ってジリジリ自分が薄っぺらくなる感じする
— しゃん太 (@syanntasan) 2016年11月26日
単調な日々の繰り返し。むなしい。つまんない。だからって劇的な変化を求めているわけでもない。でも、なんかものたりない。そんなときにおすすめの方法があります。
今日のできごとをメモする
会話のネタになるような面白いことやニュース・ゴシップではなく、今日自分の周りで起こったこと、心が少しでも動いたできごと。わざわざ誰かに話す必要もなさそうな、自分の感受性だけが反応したできごと。
そういった、本当にささいなことをメモします。
書くものは、手帳、日記帳、紙切れ、スマホのメモなど手元にあるものでいいです。
すぐに忘れてしまうようなことでも、思い返しているうちに自分がどんなことに心が動くのか、傾向がわかってきます。
単調な生活のなかで無意識に感受性を抑えつづけていると、気付かぬうちに自己肯定感が下がっていくので、自己肯定感を高めるためにもおすすめです。
たとえば、
朝、外に出るといつもと違う空気だった。
駅に向かう途中ですれちがう散歩してる犬が今日もいた。
ゴミ拾いをしてるおじいちゃんを見かけた。
誰にでも挨拶する近所の中学生がいた。
道端に不思議なモノが落ちていた。
いつも不愛想なパートのおばさんが笑っているところを初めて見た。
働いて、食べて寝て起きて、働いて、食べて寝て起きて、働いて。そんな繰り返しのなかでも、ささいなできごとはたくさんありますよね。
音楽を聴いたり、アニメを見たり、おもしろツイートを発掘したり、暇つぶしになるツールはいくらでもあるけど、もっと身近で密接な「今日のできごと」に目を向ける時間って大事だと思います。